【積読メモ】技術と戦術をいかに繋ぐのか

2022-05-09

第5章「川崎フロンターレと名古屋グランパス」のために購入

こう言っても過言ではありません笑。川崎フロンターレサポーターとして、風間さんが監督をやっていた時期のサッカーは魅力的で、どのように生み出されたのかは気になるところです。そんな舞台裏はこれまではあまり語られておらず、その意味だけでも十分に価値があります。

前々作の『技術解体新書』が面白く、著者としての信頼アリ

風間さんは語り口に定評のある方で、独特の言葉使いは私たちを時に導き、時に惑わせてきます。インタビューだけでなく、著作も多く、例えば『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』では、勘違いの多い「止める・蹴る」を改めて言語化しており、川崎フロンターレのサッカーを見てきた私としても、発見の多い一冊でした。その他の著作も面白く、1人の著者としての信頼の置ける方なので、条件反射で買うのもアリかと。

風間さんは技術と戦術をどのように繋いでいるのか知りたい

目次を見ると、プレイヤー、グループ、クラブ全体と、様々なレイヤーで語られており、単にチーム戦術を説明するのではないことが伺えます。恐らくこれまでの本の中心だった技術と、チームとしての戦術を結びつける意欲作になっているのだと思います。実際私自身もマッチレビューを書く際、どうしても配置や交代策等の俯瞰した視点に偏っているので、個人の技術と戦術の繋がりを理解するための一冊になりそうです。