メモ|スポーツベッティングに潜むリスクも忘れずに

要約

  • レアル・マドリードが本拠地に2022年夏にカジノが建設されるプランを発表。
  • MLBなど、各国でスポーツベッティングが観戦体験の一部として導入されてる例が増えている。
  • 一方でスポーツベッティング自体の印象は良くなく、メインスポンサーがスポーツベッティング関連企業のフラムFCは、ファンから批判的な声も上がっている。

メモ

 記事では一部の例のみだったため、世界的な潮流までは掴めないが、とはいえスポーツベッティングは収益増を目論むスポーツクラブにとっては手を出したくなる施策だ。コロナ禍において存続も危ういクラブも多いこと、そして世界的に配信される今日においては、世界中の人が対象になることが、スポーツベッティングが注目される理由だろう。

 スポーツベッティング自体は胴元が儲かるように設計できるため、収益の確実性が高い。しかしそれはリスクがないことを意味せず、むしろスポーツ選手の頑張りを汚す可能性があることは留意したい。日本でも相撲で、海外に目を向ければセリエAでも八百長が起きたように、ベッティングと八百長はセットだ。このリスクの大きさ、そして対策が明確にならない限り導入するのは危険だろう。そしてリスクの大きさは、報道されない部分も大きいと思われるため、計り知れない。そんなことを考えると、禁断の果実のように思ってしまう。