【積読メモ】”面白がり力”を鍛える

そういえば読んでなかった系&伊沢さんの紹介きっかけ

 明確にルールを決めているわけではありませんが、身近な3人が紹介していたら買うことが多いです。このルールのメリットはハズレが少ないことに加えて、人基準で選ぶので、自分にとって良い本をおすすめをしてくれる人が分かってくることです。特に自分の守備範囲外のジャンルの本を選ぶときは、見当がつかないので、おすすめしてくれる人が大事になってきます。

知的好奇心の偏りをほぐしたい

 守備範囲外の話に繋がりますが、最近自分の知的好奇心が駆り立てられる対象に偏りが出てきたので、それをほぐしたいなと思っています。この本は雑多なジャンルの論文を集めているので、とにかく幅広い分野に触れる意味では最適だと思い、積むことにしました。
 ちなみに好奇心の偏りは毎年2回くらい起こるのですが、たいていは大きい本屋さんで興味の掘り起こしをします。強制的に自分の明るくない分野の本を視野に入れることで、好奇心をひたすら刺激すると、1〜2冊ヒットするので、そこから好奇心を広げていったりしています。

他愛もないことを面白がれるようになりたい

 あとは面白がり力を鍛えたい思いから積みました。芸人のサンキュータツオさんらがパーソナリティを務めるTBSラジオ『東京ポッド許可局』を時々聞いているのですが、このラジオの特徴の一つが「面白がり力」です。  一見くだらないテーマでも、細部を観察することで面白ポイントを見つけていくスタイルは、新たな発見を与えてくれます。
 そんなサンキュータツオさんは実は大学院博士課程芸人で、自身の研究活動の中で見つけた「ヘンな論文」を集めて面白がっているのがこの本です。ざっと見たかぎり一般の方でも読めるように噛み砕いて書かれているので、論文だからといって敬遠せずにぜひ。

 ちなみに『東京ポッド許可局』は、早送り視聴に関して考察している回が面白かったです。単に批判するのではなく、早送り視聴せざるを得ない社会状況や、誰しも少しは早送り欲求はあるのでは?、など俯瞰した考察が聞けるのでぜひ。